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2005年 04月 17日
仕事で作家の甘糟りり子さんにお会いした。 先日発売された著書「女はこうしてつくられる」(筑摩書房)をさっそく読ませていただいた。 りり子さんの生き方はとても気持ちがよくてかっこいい。 例えばスキンケアのこと。 あれこれスキンケアにこだわってウンチクを言ったり 高級化粧品を浴びるように使って毎日まるでフランス料理の フルコース状態な人も多いなかで、 りり子さんはスッパリと「化粧水原理主義」を唱える。 前菜もメインもデザートも、つまりは肌が一番欲しいと思っている 化粧水ひとつで充分だというのだ。 ここまでたどりつくまでの紆余曲折の道のりがあったこと、 肌が何をいまほしがっているのかを自分がしっかり理解して、 自分の肌にあった正しいスキンケアをすることが 一番大切なのだということを言っている。 そして何より楽しみながら手入れをすることによって 心が喜びさらに肌は元気になってくれるのだということ。 まだまだ義務的に肌に化粧水やら美容液やらを叩き込んでいるいる私としては、 本当に大きくうなずいたわけです。 自分のことを自分がしっかりよく知ることが一番大切なのだ。 それはスキンケアに限っていえることではなく、すべてにおいてそうなのだ。 さらにあとがきには、タイトルのもととなったボーボワール『第二の性』の名言 「人は女に生まれない、女になるのだ」について触れてあった。 実にここでも深く大きくうなずいてしまった。 女として窮屈でしかたなかった青春時代をすごした私は、 いつも母から「女の子なんだから●●しなさい」と厳しく育てられた。 大人しい姉にくらべて妹の私は何かと比較され、いつも怒られるときは 「女の子なんだから」と言われた。 どうしても女としての文化を受け入れて生きることに不自然な抵抗をおぼえていた。 だって、人間って平等じゃなかったの?! 結局いまとなっては、そんな昔の自分がものすごく懐かしく思える。 反抗期らしい時期のなかった私の唯一の抵抗だったのかもしれない。 りり子さんのあとがきには、「女としての制服を着せられ文化をいきること」が その言葉の意味することだと書いてあった。 私は女の制服を着てその文化の中で生きているということ。 すべてが解決したような気がした。 母が言っていたことは当然のことで、それに気がつかなかった私が 本当に未熟だったのだと。 人によって考え方は様々だと思うけれど、 私は女として生きることを全うしていこうと心に決めている。
by mihoarai0527
| 2005-04-17 16:30
| ひとりごと
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